アルカリイオン水と天然水の違い

アルカリイオン水ってどんなもの?

アルカリイオン水は通称で、正式名称は「アルカリ性電解水」。
水道水に電流をあてることで、水分子をプラス極とマイナス極に分け、そのうちのマイナス極に引き寄せられた水が、アルカリ性のアルカリイオン水です。

アルカリイオン水は、一般的に「アルカリイオン整水器」という機械によって作られます。
水道水を浄水した後にカルシウム剤を添加して電気分解を行うといったものです。この仕組みを持ったアルカリイオン整水器は、1965年に内務省衛生局(現在の厚生労働省に当たる)によって薬事認可されました。2005年に薬事法が改正されたことにより、アルカリイオン整水器は「管理医療機器」と定められ、厚生労働省の認可がなければ販売できないようになっています。

管理医療機器の整水器なら胃腸症状の改善効果が認められている

世の中には多くの「アルカリイオン水」が出回っていますが、薬機法で認可された機器を用いて生成されたアルカリイオン水のみに胃腸症状の改善効果が期待されています。
具体的には慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・便秘などの改善に効果があるとされています。

アルカリイオン水の原水は水道水であることが殆どですが、天然水からアルカリイオン水を発生させることも出来ます。
高濃度のアルカリ性は胃腸の改善効果はありますが、アルカリ性が強すぎて、適さない人もいます。

天然水の中には「弱アルカリ性」という物もあり、こちらはどんな体質・年齢でも安心して飲むことが出来ます。

 

基準
「弱アルカリ性」8.0を超えて 11.0以下
「アルカリ性」11.0を超えるもの

 

この弱アルカリ性・アルカリ性の水が注目されるのはななぜでしょうか?

それには、私たちの身体のおよそ60%が水分であることが関係しているようです。
健康な人の体液のpHは7.4程度と言われており、食生活の偏りやストレスなどの悪影響によって酸性に傾いてしまうのです。
酸性から中性に戻るためには、アルカリ性で中和させる必要があります。
ただしアルカリ濃度が強いと身体に大きな負担がかかってしまうため、アルカリイオン水のような「弱アルカリ性」のものを摂取することが注目されているのです。
現代社会で生活するあなたの体も酸性に傾いていると思いませんか?

 


「アルカリ性」を摂取することで体内環境を中和して、体をリセットしましょう。

 

高濃度のアルカリイオン水を飲まない方が良い人

アルカリイオン整水器によって作られるような「高濃度」のアルカリイオン水は体に合わない人もいます。
アルカリイオン水によって体調を崩してしまうケースも忘れないでください。
但し弱アルカリ性であれば問題なく、体内吸収が良いのでお勧めできます。

高濃度(pH9以上)のアルカリイオン水を飲まない方がいい人

  • 赤ちゃんや乳幼児
  • 医薬品を飲んでいる人
  • 肝臓・腎臓に疾患がある人

赤ちゃんや乳幼児

弱アルカリ性のアルカリイオン水であれば摂取しても問題ありません。むしろ体内吸収がよいため健康維持におすすめです。
気をつけたいのが、pH9を超えるような強めのアルカリイオン水です。
赤ちゃんや乳幼児は内臓が未発達なので、刺激が強すぎて下痢を引き起こしてしまう危険性があります。
赤ちゃんへのミルクなどに使う場合は、pH値に注意してください。

医薬品を飲んでいる人

薬と一緒に飲んでしまうと、薬の効きめが弱まったり、逆に強まって副作用が出てしまう可能性があるからです。

とくに、

  • 抗菌薬
  • 強心薬
  • ビタミンDなどの薬

などは、アルカリイオン水で飲まないようにしましょう。

肝臓・腎臓に疾患がある人

腎臓に疾患がある人が、特に高濃度のアルカリイオン水を飲むことは避けた方がいいでしょう。
具体的には、腎不全カリウム排泄障害のある人は気を付けてください。
腎臓に負担がかかることによって持病を悪化させてしまう危険性があります。
なかには血清カリウムの上昇が見られたというケースもあるので注意が必要です。

もしも腎臓機能に不安がある場合は、アルカリイオン水を飲んでもOKかどうか医師に確認することをおすすめします。

弱アルカリ性であれば、どんな体質や年齢でも関係無く安心して飲めます。
しかも、体への吸収が良いのでお勧めです。

 

天然水とは

天然水とは、特定の水源から採水した地下水を原水とする水のことです。

厚生労働省の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」において、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の処理をしていない水は「ナチュラルウォーター」と呼ばれ、
よく似た「ナチュラルミネラルウォーター」は、ナチュラルウォーターの一部です。
ナチュラルウォーターのうち、地層中のミネラルが溶け込んでいる地下水を原水としているものはナチュラルミネラルウォーターと呼ばれます。

天然水という呼び方が使えるのは、ナチュラルウォーターナチュラルミネラルウォーターの2つに限られます。

ミネラルウォーターとの違い
ミネラルウォーターとは、上記のいずれかの水源から採水した天然水を原水とし、品質の安定のためにミネラル分などを加工・調整したもの。
複数水源のナチュラルミネラルウォーターの混合や、水を空気にさらして浄水するばっ気、殺菌処理がされています。つまり、天然水とミネラルウォーターの違いとは、「ろ過や殺菌処理以外の処理をしない」のが天然水
「殺菌処理のほかにミネラル分の加工や調整などを行う」のがミネラルウォーターとなります。

 

天然水は日持ちしないことに気を付けて!

天然水は加熱殺菌などの処理をしていますが、水道水のように塩素処理をしていません。
封を開けて口を付けたペットボトルは雑菌が繁殖しやすく、日持ちしないので早めに飲み切りましょう。
その点、天然水のウォーターサーバーであれば空気に触れることが少ないので安全に飲み切ることが出来ます。

 

ウォーターサーバーで「弱アルカリ性」の水を飲む

高濃度のアルカリイオン水を飲みたいという方は別として…

誰でも安全に飲めて、体のpHを保ってくれる「弱アルカリ性」の水を飲みたくありませんか?

ウォーターサーバーで扱っている天然水の中にも「弱アルカリ性」の物があるのです!

プレミアムウォーター 富士吉田
pH8.3:弱アルカリ性

天然水で弱アルカリ性なので、美味しさと健康への意識も兼ね備えています。
我が家もこのプレミアムウォーターの富士吉田の水を飲んでいますが、とても飲みやすくて美味しいです!
まだ健康への違いは分かりませんが「水を飲みたくなる」頻度が上がったように思います。