水道水には発がん性物質「トリハロメタン」が含まれている?!

水道水は「飲めない」のでしょうか?

自然が豊かな所の水は水道水であっても美味しく感じます。私が田舎に住んでいた頃は水を買うことはありませんでした。
逆に都市部で暮らすようになると水道水の味に違いを感じました。

しかしながら、日本の水道水は世界一ともいわれるほど安心で綺麗な水だと言われています。
それは国が定めた厳しい水質基準をクリアした、安全な水を供給するように義務づけられているからです。
よって日本ではどこに住んでいても「飲めない水道水は無い」と言えるでしょう。

では味の違いはどこに差があるのでしょうか??

答えは浄化・消毒のための塩素の量に違いがあるようです。

水池から採水した水は浄水場へ運ばれ、浄化・消毒をしたうえで上水道へ供給されます。
家庭に送られる水道水には必ず「塩素」を添加することが法律によって定められています。
浄水場から供給された水は上水道を通って配水区域内にある給水所へ運ばれ、ポンプ設備を利用し、給水管を通って各家庭の水道へと流れていきます。
浄水場から家庭に供給されるまでの距離が長く、貯水タンクに水を貯めて供給しなければならない集合住宅などでは雑菌が繁殖しやすく、より多くの塩素を必要とします。

 

このように、消毒に使われる塩素の量やカルキの濃度には地域差があります。

 

見逃していませんか?水道管や貯水槽の汚れ

さらに、「古い水道管」の問題があります。(社)日本水道協会によれば、数万キロに及ぶ本管が法定耐用年数(40年)を超えているそうです。
個人宅やマンション内に敷かれている水道管の老朽度にいたっては、ほとんど把握されていないのが現状のようです。

水質基準に定められた良質な水道水をつくっても、各家庭へ届けられるまでの衛生管理に問題があっては、安全な水道水とは言えません
マンションやビルなどの貯水槽などは、管理者側に問題がある可能性も指摘されています。生活に最も大切な水をためる設備だからこそ、特に集合住宅では、貯水槽の衛生管理をきちんとしていかなければなりません。

 

水道水に含まれる物質

水道水にはいろいろな成分が含まれているといわれますが、いったいどのようなものがあるのでしょうか。おもな成分には以下のようなものがあります。

<塩素>
安全な水を各家庭に届けるために塩素を使って消毒します。塩素は水道水の安全を確保するために必ず必要なものなので、水道水1リットル当たりに0.1㎎(ppm)以上の塩素が残るように決められています。

<トリハロメタン>
浄水場で塩素殺菌を行うときに発生する物質で強い発がん性が指摘されています。<鉛>
以前は水道管の材料として使用されていたものが溶け出して水に混じっていましたが、現在は使用禁止となっています。<アルミニウム>
浄水の過程でアルミニウムが含まれた薬品を使用するため水道水に混ざりますが、体内に入ったとしてもほとんどがそのまま体外へ排出されます。

水道水は家庭へ送られるまで安全性を保つために、塩素やトリハロメタンは必要な成分です。
含有量は毎日飲んだとしても体に害は無いとされています。
WHOの基準値よりも日本は1/5以下に抑えられているそうなので、水道水を毎日飲んだとしても安全です。

では、赤ちゃんにとってはどうでしょうか

水道水が安全であることはお分かりいただけたと思います。
でも、赤ちゃんに与えるものだと考えるといかがでしょうか…
出来る限り有害物質を除いてあげたいのが親心だと思いますし、赤ちゃんには「湯冷まし」(沸騰させたお湯を冷ました物)が良いとされています。

水道水は沸騰させることで残留塩素、トリハロメタンを除去することが出来ます。
但し、塩素による消毒効果がなくなるため早めに飲み切らなければいけません。

ミルクや水を飲ませたいときに、毎回水道水を沸騰させて冷やすのはとても手間がかかります。
しかも赤ちゃんの面倒を見ながら…と思うと現実的ではありません。

まとめ

水道水は厳しい水質基準が設けられているため、基本的にそのまま飲んでも健康被害を受けることはほぼありません。
ですが、そのまま飲もうとすると都市部や住宅地ではどうしても塩素のニオイが気になると思います。
もちろん水道水が美味しい地域もあります。
しかし、どんなに美味しい水道水にも塩素・トリハロメタンは確実に含まれています。

赤ちゃんから大人まで、安心して手軽に飲める水をお探しなら、ウォーターサーバーを検討してみてはいかがでしょうか?