バナジウムは富士山の水に多く含まれる?
「バナジウム」という名称はテレビなどで聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
バナジウム天然水とは、簡単にいえばバナジウムというミネラル成分を含んだ天然水のことです。
バナジウムはどんな天然水にも含まれているわけではありません。
バナジウムは自然界では以下のような場所に沈積しています。
- 堆積岩層
- 花崗岩(かこうがん)
- 海洋、湖、沼、河川などの水圏
- 土壌
- 植物
日本では、バナジウムを多く含む「玄武岩」の地盤を日本で唯一「7層」持つ、富士山麓でバナジウム天然水を採水することが可能です。
これは富士山に降った雨や雪が数百年の歳月をかけて玄武岩にゆっくりと浸透し、地下水として蓄えられていくためです。この地下水を汲み上げたものがバナジウム天然水となります。
これが富士山が採水地の水にバナジウムが多く含まれる理由です。
【メリット】バナジウムの効果
① 生活習慣病を予防
バナジウム天然水はさまざまな健康効果があると期待されています。
摂取した際の体への効果・影響はまだまだ研究段階ではありますが、次のような効果が期待されています。
- 動脈硬化の予防
- 糖尿病の予防
- ダイエット補助効果
- デトックス
- 抗酸化作用
- むくみ解消
- 抗凝固薬の作用を高める
特にバナジウムが持つ効果や効能のなかで最も注目されているのが、生活習慣病予防です。
バナジウムには、血糖値を降下させる作用を持つインスリンと同様の働きが備わっています。
さらにインスリンの働きを弱めてしまう遊離脂肪酸の分泌を抑制させる効果もあるので、糖尿病の予防に効果的のようです。
脂質の代謝促進作用や血中コレステロールを降下させる働きによって血液がサラサラになり、高血圧や動脈硬化の発症リスクを下げる効果があると言われています。
② 料理に使ってもおいしい!
料理にバナジウム天然水を使用すると、素材の味を引き立たせながらミネラルを摂取することができます。
軟水の天然水でお米を炊くとふっくらモチモチとした触感になるだけでなく、甘味が増したお米になるといわれています。
また、バナジウムをはじめとするミネラルはビタミンと合わせて積極的に摂取したい栄養成分。
バナジウムは加熱しても壊れない性質を持つため、水だけを飲むのが大変な時はお料理に使えばミネラルを効率的に摂取できますよ!
味噌汁や野菜たっぷりのスープなどに活用して、旨味を引き出しながら良質な栄養を摂取できるよう心がけてみましょう。
【デメリット】バナジウムの摂りすぎは危険?
バナジウムの毒性について、胃腸機系統の機能障害や皮膚の疾患などの報告もあります。
では、実際にどれ程の量を摂取するとこの毒性が現れるのでしょうか…?
バナジウムの摂取許容量は成人で1日あたり1.8mg(個人差はあります)と言われています。
例えば、富士山の天然水に含有されるバナジウムは、多くても1ℓあたり122μg程度。
1.8mgを摂取しようとすると、一日なんと!約15ℓのバナジウム天然水を飲む計算になります(@д@)
頑張っても水を飲んだとしても、1日に15ℓは飲めないですよね…
よって、日常的に摂取する程度のお水の量なら、毒性について気にする必要はほぼないと言えます。
バナジウムが多く含まれるプレミアムウォーター
1988年に山梨県環境科学研究所などが水系別の水成分研究を行い、玄武岩が地盤の地下水や伏流水にバナジウムが含まれていることを発見したのです。
特に富士山近郊はバナジウムを豊富に含む玄武岩の地盤が日本で唯一「7層」になっており、長い歳月をかけてじっくりとバナジウムが溶け出しているため、日本一バナジウムを含む天然水として人気を博しているのです。
理想的なミネラルバランスにバナジウムと亜鉛を含有
富士吉田の原水は、富士山麓の地下約200mにある「玄武岩地層」によって60年以上もの長い年月をかけてじっくりろ過された自然の恵みそのままのおいしさを持つナチュラルミネラルウォーターです。
天然水には4大ミネラル成分といわれるカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムが理想的なバランスで含まれており、その他にもバナジウムと亜鉛が溶け込んでいるのが特徴です。